年末年始の休業日のご案内
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鳥取県境港市は、かつて江戸時代には和綿の一大産地として全国に「伯州綿」の名を馳せました。現代では境港の伝統工芸「弓浜絣」の原料として一部用いられています。
その地元の優れた文化の復活を願い、平成20年に地域と連携し在来種「伯州綿」の栽培をスタート。翌年には規模を拡大して本格的に栽培できるまでになり、現在では日本一の生産地として、和綿栽培のトップランナーにまで成長いたしました。そして和棉文化を全国に発信するため、伯州綿を使用した「HAKU」が誕生。すべての工程において環境を考えた製法を用いたオーガニック・コットンです。日本の手しごとで丁寧につくられた上質な仕上がりを、ぜひ肌で感じてみてください。
a.伯州綿の栽培畑。b.綿花。収穫は9月頃から。c.綿花の花。受粉前は白く、受粉されるとピンクに色づく。d.草取りから肥料まきまで人の手でひとつずつ作業。
「伯州綿」は浜綿とも呼ばれ、今から300年以上前の江戸時代前期に栽培が始まりました。最盛期には一大産業を形成し、北前船により全国ブランドと化しました。当時の鳥取藩の財政を支えるまでに拡大していきました。しかし、明治29年の綿の関税撤廃により安価な外国産綿が台頭したことにより、国内の和綿産業自体が一気に衰退していきました。そんななか伯州綿は、山陰の三絵絣のひとつである「弓浜絣」の原料として地域で守られ、その栽培は細々とながらも続けられてきました。2008年には、境港市農業公社により伯州綿の復活を目指す取り組みとして栽培が始められました。以来、収穫面積は徐々に拡大し収穫量も増えてきました。また伯州綿の種は全国へ広がりをみせています。
弾力性にとみ保湿性のある伯州綿に、使いごごちの良さを追求したペルー産、アメリカ産のオーガニックコットンをブレンドしたコットン糸です。和綿素材によるオーガニックの糸を国内で初めてつくりました。
日本海から吹き抜ける優しい潮風と強い陽の光が降り注ぐ白砂の綿畑。その豊かな自然で育った伯州綿からつくられた糸に、地域の誇りと未来、そして私たちが生きる地球の環境保護への夢を込め、「シーブリーズコットン」と名付けました。
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